石川志麻
&
秋山美紀研究会
石川志麻・内山映子
キャップがつなげるD&I
〜活動の目的〜
藤沢市内の福祉作業所に通う障がい者の皆さんと慶應SFC3学部の学生が、キャンパス内のペットボトルのキャップを回収・リサイクルする活動を通して、CO2削減とD&I(ダイバーシティとインクルージョン)を推進します。
〜これまでの活動〜
これは、CO2の削減と、地域福祉の増進、そしてキャンパスと地域の交流を目指した、環境×D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)の取り組みです。
SDGsの達成に向けてさまざまな取り組みが行われていますが、その中のひとつにペットボトルキャップの回収があります。
私たちは、藤沢市内で障がいのある人たちの日常生活訓練と自立促進支援に取り組む NPO法人「フリークラブ湘南」の皆さんとともに、キャンパス内のペットボトルキャップを回収する活動をしています。
障がいのある方は、就労支援作業所というところで働いています。どの程度複雑な作業ができるかは、それぞれの障がいの程度によって異なり、発注先から受け取る収益も作業内容ごとに差があります。ただたとえ軽微な作業でも、その方にとっては社会とのつながりを持ち、働いて収入を得るという社会生活を送るために意味のあるものです。
ペットボトルキャップがリサイクルにまわる前の段階では、異物の除去や色・大きさ別の分別、洗浄といった作業が必要です。作業が完了したキャップをリサイクル業者へ売却することで作業所は収益を得て、作業所で働く方(=利用者)の収入につながります。
私たちは、この回収活動を通じて、利用者の自立促進活動をしているフリークラブ湘南を応援し、そこで働く方々との交流も深めていこうとしています。「知る」ではなく「知り合う」ことで、このキャンパスからインクルージョンを広めていきませんか。一緒に活動してくださる方も募集しています。
〜私たちのこれから〜
“キャンパス内のごみの分別は一歩一歩進みつつありますが、ペットボトルのキャップをより多く回収できるよう、キャップ専用の大型ボックスの設置等を大学に働きかけます。
また、障がいのある方々がキャンパス内を安全に歩けるよう、キャンパスの環境整備にも働きかけていきます。”